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【Keitto通信】「スオミの旦那と一生一笑」コラボメニュー!ルオカラ今月の北欧コースは、”あおいさんとあれちゃんのアウトドアな夏至祭”

人気ブログ「スオミの旦那と一生一笑」のあおいさんとあれちゃんはフィンランド在住のご夫婦で、北欧で暮らす日常を4コマ漫画で楽しく紹介したり、フィンランドの旅行・観光情報を発信されています。

この度、北欧の文化発信をしている北欧コミュニティーレストラン「Keitto Ruokala(通称ルオカラ)」では、あおいさん&あれちゃんご夫妻の夏至祭の過ごし方をお聞きし、それをなんとコース料理に仕立てました!!

コースの内容は最後にご紹介するとして、今回はあおいさん&あれちゃんご夫妻から伺ったなんともエキサイティング!な夏至祭の過ごし方を美しい写真と共にご紹介いたします。これを読めば、フィンランドに旅行した気分になれるかも!?

22時半でもこんなに明るいフィンランド

フィンランドには、毎年6⽉下旬の週末に「Juhannus ユハンヌス」と呼ばれる夏⾄祭があります。1年で⼀番⽇の⻑い夏至を祝うユハンヌスは、クリスマスのようにイブ(Juhannusaatto)から始まり、家族や友⼈たちと集まってお祝いします。

夏⾄祭の週末は、フィンランドで暮らす多くの⼈々が⾃然の中での暮らしを求めます。⽩夜を思う存分に楽しもうと思えば、都会よりも森や島、湖のそばにある「Mökki(モッキ)」と呼ばれるサマーハウスでのんびり気ままに過ごすのが⼀般的。

Mökki(モッキ)とは、⽇本でいう別荘・コテージのような⽊造のお家のこと

モッキは全家庭が持っているわけではないため、夏⾄祭に向けて家族でモッキをレンタルする⼈もいれば、毎年恒例⾏事のように親戚や友⼈のモッキに集まる場合もあります。また、モッキ宿泊だけではなく、近くの森へキャンプに出かけてアウトドアを楽しんだりする⼈もいますし、⼀⽅で⼈の少なくなった都会で夏⾄祭を楽しむ⼈たちもいるようです。

そんな⾵に、夏⾄祭の過ごし⽅は⼈によってさまざまですが、今回は「スオミの旦那と一生一笑」のあおいさん&あれちゃんご夫妻の夏⾄祭の過ごし⽅を例に挙げてご紹介していただきますね!

親しいお友達が、フィンランドの南⻄に位置する古都トゥルクの有名なアーキペラゴ(群島)にある⼩さな島にサマーハウスを持っているので、そこへ約3⽇間ほどお邪魔しています。島までは、アーキペラゴの島々に向かう船に乗ること⽚道約2時間です。

島にはもちろん、スーパーや薬局、コンビニなんていうものはありません!

宿泊中に全ての⻝材と⽣活必需品、そして寝袋まで背負ってバックパッカーのごとく出発!スーツケースなんて草⽊の⽣い茂る森では引きずれないため、⼤きなバックパックを背負って⾏きます。背中にはたくさんの荷物、両⼿には⼤量の⻝材、そしてビールはケースごと運ぶのが毎回恒例です。

毎年夏⾄祭でたくさんのフィンランド⼈と⽣活を共にしてきた私(※あおいさん)は、何年経っても彼らのお酒の摂取量には驚かされていますが、お酒を飲みながら太陽の下で陽気に楽しむフィンランド⼈たちを⾒ていると、⻑い冬を終えて夏を待ち侘びた後のご褒美なんだなと感じます。

いつもお世話になるモッキでも水道水はもちろんシャワーすらありませんしお手洗いもボットン便所

さて、昨今ラグジュアリーなモッキも多いですが、よくあるモッキのタイプだと、わりと昔ながらの⽣活を強いられることもあります。例えば、お⼿洗いは離れに建てられたフィンランド式のボットン便所を使ったり、家には⽔道⽔すら引かれていないという場所も。いつもお世話になるモッキでも、⽔道⽔はもちろんシャワーすらありませんし、お⼿洗いもボットン便所。

⻝事の時のお⽫洗いは岩に座って海⽔で洗い、サウナ後のシャワーは海⽔とサウナから出る熱湯を混ぜて作ったぬるま湯を柄杓で浴びたり、どちらかといえばザ・アウトドアな⽣活をしています!

ちなみに必要な飲み⽔は、ご近所さんのモッキに引かれた⽔道をお借りするので、滞在中は数回⼤きなボトルを持って⽔汲みに出かけてます。(ご近所さんと⾔っても船に乗って⾏かないと⾏けないので少々遠いです!)


そんなちょっと不便な環境で数⽇間過ごすことが、私にとってはいい意味で1年のリセットになっていて、いかに⾃分が毎⽇便利な⽣活をしているか、たくさんのエネルギーを消費しながら⽣きているのかを気付かされる恒例⾏事でもあります。

便利なものは何もないけれど、目の前には美しい大自然が広がり、澄んだ空気と素晴らしい景色が心身を癒してくれる数日間

夜中になってもずっと明るい特別な時間をゆっくりと過ごせるため、私にとってはクリスマスよりも待ち遠しいイベントです。モッキでは基本的に、お天気さえ良ければお⻝事も遊びも外で過ごすのが⼀般的。バーベキュースタイルでお⻝事を楽しんではサウナ、おしゃべりしながら飲んではサウナ。また、泳ぎに⾏ったり、釣りに⾏ったり、ボートに乗ったり、⾳楽を聴いたりなど、時計を気にすることなく⾃由気ままに、太陽の下でゴロゴロと過ごすのが我が家の恒例です。

また、同じ島に毎年滞在しているご近所さんが夏⾄祭の伝統である「Kokko(コッコ)」と呼ばれるかがり⽕を焚いてくれるので、みんなと⼩さなボートに乗ってご近所さんのお家へ移動し、コッコを囲む団欒にお邪魔させてもらうのも恒例⾏事です。


他にも夏⾄祭には「Juhannustaika」と呼ばれる⾔い伝えがあります。例えば「7つの異なるお花を摘み 、夏⾄祭の夜に枕の下に置いて眠ると夢の中で将来のフィアンセが⾒られる」とか「裸になって⻨畑を転がると、1年以内に将来の夫が現れる」というものです。こういった夏⾄祭ならではの⾔い伝えを、この機会に楽しむことも⾯⽩いかもしれませんね!

フィンランドに暮らす⼈々は、太陽が数時間しか昇らない暗くて寒い冬を⻑い間過ごします。4⽉の春になっても雪が降ったりみぞれが降ったりして、寒い時期は毎年ため息をつかせてくれるほど⻑引くくらいですから、みんなが⾸を⻑くして夏を待っていると⾔っても過⾔ではありません。朝早くから太陽が昇り、明るい世界と気持ちのいい緑が⽣い茂る短い夏は、1⽇1⽇がとっても貴重です!

⽩夜のもとで愉快に、そして気楽に過ごせる夏⾄祭の祝⽇は、フィンランドに暮らす⼈々にとって⼤切にされている⾏事なのです。

6/21~7/19の限定コラボメニュー!北欧コース 「スオミの旦那と一生一笑」あおいさんとあれちゃんのアウトドアな夏至祭

あおいさん、とっても素敵なフィンランドでの夏至の過ごし方を教えて下さりありがとうございました!

さて、そんなあおいさんのお話をお聞きし、ルオカラスタッフは料理作りに勤しみました♪

できたお料理がこちら!

【アミューズ】Yrttisilli (ウルッティシッリ)ルオカラ風
定番のブリニスタイルの軽食をイメージし、3 種の魚介(ニシン・ホタテ・スモークサーモン)をクレープ包みにしました。ディルやレモンの爽やかな香りが 夏にぴったり!

【魚・スープ料理】初夏の Kesäkeitto(ケサケイット)
旬のスズキのソテーをフィンランドの 家 庭 料理として愛されるクリーミーなベジタブルスープ仕立てにしました。

【肉料理】Makkara(マッカラ) のグリルと夏野菜と豚肉の Lihavarras(リハバッラス)
フィンランドのバーベキューで欠かせないマッカラ(大きなソーセージ)と豚肉と夏野菜の串刺しを、炭を思わせるiittala・Teemaの黒いプレートに盛り付けました。赤パプリカのソースでお召し上がりください。

【デザート】Brita-kakku(ブリタカック) アーモンドのアイス添え
北欧の夏に親しまれるメレンゲケーキは苺とレモンの酸味が爽やかな味わい。アーモンドの香ばしさとも相性抜群です。

※写真はイメージです。仕入れ状況によりメニューが変更になる可能性があります

以上、ひと皿目からデザートまで北欧の歳時記にまつわるストーリー仕立てのコースは食後のドリンク付きでお一人さま2800円(税込み)です。

6/21~7/19の限定メニューとなりますので、お見逃しなく!

【Keitto Ruokala(ケイットルオカラ)】

営業時間 11:00~21:00(お食事L.O 20:00 ドリンクL.O20:30)
政府の緊急事態宣言等の勧告により、営業時間が変更になる場合がございます
定休日  毎週火曜日
TEL   072-300-2680
※ディナーご予約(17:00~)は、店頭もしくはお電話にて承っております。

【Keittoのウィルス感染予防対策について】

ご来場のお客様に安心してお買い物やお食事・憩いの時間をお楽しみいただくため、新型コロナウィルス感染防止に向けて様々な取組みを実施しております。

検温、消毒、換気の他、全店舗に空気清浄機の設置、そして、壁、ドア、テーブル、いす、キッズスペース等全館において抗ウィルス施工(※)しており、万が一ウイルスが付着しても60秒後には消滅致します。※無光触媒コーティング「SKYBE-783」