今日は、北欧・ノルウェーの夏休みについてご紹介します!
ノルウェーの小中学校は、6月中旬~8月中旬までのなんと約2か月間が夏休みです。ノルウェーでは共働き家庭が一般的なので、子どもがいる場合は両親が交代で休んだり、祖父母の家に行ったりします。大人は大人で、フルタイムの会社員でも3週間の夏休みをとることが普通です。子どもから大人まで太陽の出る夏は仕事や学校に行くよりもバケーションモード!なんですね。
そして、ノルウェーは夏といっても平均10~20度前後と過ごしやすい気候で、なんと朝5時前後~夜10時頃まで太陽がでています!8月ともなると寒い日もあり、少し秋の兆しを感じ始める頃でもあります。
例年、温かい夏を求めてスペインやギリシャ等の南の国に行く人も多いですが、ノルウェー国内で過ごす場合は「ヒッテ(hytte)」と呼ばれる山小屋(簡素なものから、いわゆる別荘のような豪華なものまであります!)に行って自然を満喫することが多いです。所有しているボート(!)で生活する人もいます。
また、ノルウェーといえばフィヨルド!冬は深い雪に覆われているので、夏に訪れます。何度行っても雄大な自然に圧倒されます。ちなみに、ノルウェーの海はほとんどフィヨルド!と言っても過言ではなく、フィヨルドでの海水浴を楽しめるのはノルウェーならでは!
寒く暗い冬が長いノルウェーでは太陽の光は貴重なので、晴れた日は存分に太陽を楽しみます。森を散歩したり、ジョギング・サイクリングしたり、川や海で釣りをしたり、湖や海で泳いだり。はたまた、公園やビーチでのんびり本を読んだり、横になりながら日光浴を楽しむだけ!の人も。
また、スウェーデンやフィンランドと同様に、ノルウェーにも「森のものはみんなのもの!」という自然享受権があります。柵で囲まれた土地以外では、所有者の許可なく、個人がベリーやキノコの採取をすることができるんです。夏はベリーが旬!森の中でベリー摘みをしている人を多く見かけます。
夏休みも終わりに近づく8月中旬ごろから、子どもの新学期に向けて準備をします。街では子ども用品店や本屋がセールをしていますよ。ノルウェーは編み物文化が根付いていて、日本でも人気のある「アルネ&カルロス」のように編み物が趣味の男性も珍しくありません。「ウールは黄金(Ull er gull.)」という言葉があり、ウールは通気性が優れていることから、夏も含め一年中着ることができるものとして重宝されてるんです!新学期の子どもたちは、夏休み中に両親や祖父母が作ったであろう手編みの帽子をかぶったり、セーターを着ています。
そんなノルウェーの夏休み。日本の夏とはまったく違い興味深いですね!
さて、Keitto内にある北欧ファミリーレストラン「Keitto Ruokala(ケイットルオカラ)」では、ノルウェーに住むある一家の夏休みをストーリー仕立てにして北欧コースを作りました♪
ノルマン家の夏休み~バースデイの食卓~
オスロに暮らすノルマン家もこの時期はヒッテ(山小屋)に滞在し、午前中は海でのんびり、午後はベリーを摘みに出かけるなど、太陽をたっぷり浴びて過ごします。
この日はお父さんの40歳の誕生日。二人の子どもたちが部屋を飾り付けしたり、こっそりカードを用意して家族そろって伝統のレシピやこの時ならではの食事をゆっくりと楽しむ1日です。
本コースでは、貴重な北欧の夏を楽しむ歓びと、暮らしの中のちょっと特別な食卓を表現しました。
本コースは、8/20(金)までの期間限定メニューとなります。ぜひ、この時期だけの特別な味をお楽しみください!
【前菜&小さな冷たいスープ】
・フラッドブレッドのスモーブロー カツオと海老のフリット・鶏むね肉ときゅうりのサラダ
・かぼちゃとトウモロコシのポタージュ
夏は太陽をめいっぱい楽しむノルウェーの人々は、朝食の時間を大切にしています。定番の穀物たっぷりの茶色いパンやフラットブレッドに Pålegg(ポーレッグ=パンのお供)を思い思いにトッピングするイメージで、魚介フリットには半熟卵とマスの卵のソースを鶏むね肉のサラダには爽やかな大葉が香る胡麻ソースを合わせました。旬の旨味がたっぷり詰まったポタージュの鮮やかな色もお楽しみください。
【魚料理】
ノルウェーサーモンのソテー 様々なじゃがいもと共に ~マスタードソース~
ノルウェーでは誕生日の昼食に伝統的なビュッフェ料理を味わうことも。中でもよく登場するサーモンはノルマン家のお父さんのお気に入りで、当コースでは香ばしくソテーし、夏の青い海をイメージしてアラビアの 24hアベックに盛り付けました。じゃがいもの風味が際立つ 3 つの異なる食感(ピューレ・チップス・ソテー)も魅力のひと皿です。
【肉料理】
ノルウェー産ブルーノストチーズのミートボールと霧島山麗ポークのソテー スキクイーン風味
北欧料理の代表であるミートボールを、ノルマン家伝統の味・ブルーノストチーズのソースで仕上げました。ブルーノストにはほのかな甘みとキャラメルのような風味があり、英語ではブラウンチーズと呼ばれます。肉質の良さで知られる霧島山麗ポークのソテーにもその一種「スキクイーン」を使用。ノルウェーの国民食ともいわれるこのチーズが醸し出す、コクと豊かな味わいをご堪能ください。
【デザート】
Bløtkake(ブルートカーケ)
誕生日の朝は、家族が歌いながら朝食やケーキをのせたトレイを持ってきてベッドで祝うのがノルウェー流。定番
のブルートカーケはショートケーキに似ていますが、カスタードが挟んであるのがポイントです。淡いピンクの伝統
的スイーツ・trollkrem(トロルクレーム=リンゴンベリー入りムース)も合わせたふんわりと軽くかわいらしいケー
キを、シックで華やかな ARABIA のモノトーン・パラティッシでご提供します。
【食後のドリンク】
北欧コーヒーor 紅茶
Keitto Ruokala(ケイット ルオカラ)
営業時間 11:00~21:00
※政府の要請により現在は20:00までの営業とさせていただいております
火定休
※安心してお食事・憩いの時間をお楽しみいただくため、新型コロナウィルス感染予防に向けて様々な取組みを実施しております。
壁、ドア、テーブル、イスなど、店内すべてに抗ウィルス加工をしており、万が一ウィルスが付着しても60秒後に消滅いたします。
※無光触媒コーティング「SKYBE-783」