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【Keitto通信】北欧の暮らし~イースターのおはなし~

Happy Easter~The Joy of Spring~

北欧の国々では、3月下旬ごろから「長い・暗い・寒い」の3拍子揃った冬が終わりを迎え、徐々に日が長くなり、雪の間からは草花が芽吹き始めます。

北欧ではイースターは、クリスマス、夏至祭に次いで1年の中でビッグイベントのひとつ。
イースターのこの時期、北欧では春の訪れを祝い家族で集まって食事を楽しみます。

イースターはもともとキリストの復活祭として普及しましたが、現代では宗教的な意味はほとんどなく、春の訪れを祝う季節行事とされています。

魔女のかけた魔法で閉ざされた闇と光が戦い、手に入れた勝利が春だと言い伝えられおり、待ち望んだこの時をみんなで喜び、新しい命の恵みに感謝します。

フィンランドやスウェーデンでは、イースターのデコレーションには白樺の枝にカラフルな羽をつけます。

イースター
イースターシーズンの今、ケイットルオカラにもカラフルな羽飾りをディスプレイしています♪

ちなみに、イースターの時期だけに発売される季節限定の有名なお菓子がスウェーデンの「セムラ」(フィンランドでは「ラスキアイスプッラ」)。

セムラ

スウェーデンのベーカリーではこぞってこの時期セムラが登場し、人々はお目当てのセムラを買うべく並びます!
また、普段あまり他者と比べることをしないスウェーデンですら、メディアで「今年はどのベーカリーのセムラが美味しいか?」のような対決番組まで登場します。

日本人は季節限定のものに弱い(?)ですが、北欧の人も季節限定ものにテンションが上がるのは同じようです。

さて、Keitto内の北欧レストラン「ケイットルオカラ」では、”今月の北欧コース”としてひと皿目からデザートまで北欧の歳時記にまつわるストーリー仕立てのコース(2,800円)をご提供中です。

北欧コースイースター

4/19(月)までご提供中の本コースのテーマは「イースター」。
北欧ならではの春の歓びを表現しました。
ケイットルオカラだけの特別な味をぜひお愉しみください。

長い冬が続く北欧では暖かな光あふれる春をみんなが待ちわびています。
アミューズでは、そんな心躍る季節の始まりを、イースターの象徴であるたまごを使って表現しました。
羽根に見立てたチュイルには北欧のスパイスを使っています。

前菜には、新たな命が芽吹く春の歓びをイメージしたオープンサンドを。
鰆のマリネ・帆立の昆布締め・鯛の炙り焼きとホタルイカなど季節の恵みをふんだんに取り入れました。

スープ、お魚料理には、北欧で獲れる代表的な魚・サーモンをソテーし、イースターエッグのように鮮やかな黄色のボタージュ仕立てに。それぞれが引き立て合う春らしい華やかなひと品は、当店一番人気のスープを本コース用に特別にアレンジ。
サーモンの香ばしさと旨味が滋味あふれるスープと融け合います。

メインディッシュのお肉料理には、ラム肉を。
仔羊は春に誕生することから北欧ではイースターによく食べられる食材です。
家族や友人と集まり、季節の恵みや命の誕生に感謝してお祝いします。
フィンランドの家庭ではお馴染みの柔らかなラムと爽やかなミントソースの組み合わせをご堪能ください。

そしてデザート。
かつて、復活祭の46日前の水曜から復活祭前日まで禁じられていた乳製品や卵。
その解禁となるイースターの食卓にはお菓子やケーキがふんだんに並んだといわれます。
そんな喜びを表す北欧のデザートプレートです。
ブルーベリーをあしらったアーモンドケーキ、イースターエッグクッキー、自家製ブルーベリーアイス、そしてメレンゲでは白樺を表しました。

白樺の枝に羽根を付けた飾りはフィンランドのイースターの定番で、冬の魔女と戦うためのステッキに見立てられています。
そんな羽をイメージして描いたブルーベリーソースと一緒にお愉しみください。

【Keitto Ruokala(ケイットルオカラ)】

営業時間 11:00~21:00(お食事L.O 20:00 ドリンクL.O20:30)
定休日  毎週火曜日(4月以降)
TEL   072-300-2680
※ディナーご予約(17:00~)は、店頭もしくはお電話にて承っております。