ノルウェーで子育て 保育園探し
子どもを保育園に入れたければ、ノルウェーでは2月から保活を始めます。
ノルウェーの保育園「子どもの庭」の入園事情
ノルウェー語で保育園はバーネハーゲ(Barnehage)と呼ばれ、「子どもの庭」という意味です。
日本のように幼稚園と保育園に分かれていることはありません。
中央統計局によると、2018年度は、83.5%の1~2歳児が保育園に通っています。
1歳から6歳までのクラスをもつ保育園がほとんどですが、
1歳から3歳や、3歳から6歳というように年齢を設定している園もあります。
公立や私立、公立でありながら民間経営という場合や、企業が従業員向けの保育園を用意し、
従業員の子どもを優先的に入園させ、枠が余れば一般に開放していることもあります。
どの家庭も共働きがほとんどということもあり、保育園は1歳を迎える年の8月にスタートすることが一般的です。
ほとんどのコミューネで保育園申請の締め切りは3月1日ですが、
誕生月によって、スタートできる時期や申請の締め切り日が異なります。
以下は、オスロコミューネの場合です。
誕生月 | 保育園開始 | 申請の締め切り |
1~7月 | 1歳になる年の8月 | 3月1日 |
8~11月 | 1歳になる月 | 8月15日 |
12月 | 1歳になった後に最初に迎える8月 | 3月1日 |
12月生まれは1歳8ヵ月になるまで入園を待つ必要があります。
8月生まれが1歳丁度で入園できると思うかもしれませんが、秋生まれ(8~11月)は、
12月~7月生まれの入園希望する子ども全員が入ることができた後、枠に空きがある場合のみ入園できます。
そのため、秋生まれは人気のある保育園に入園できる可能性は低く、
8月生まれであれば、ほぼ2歳になるまで待つ必要があります。
ただし3月1日までに申請していると入園の可能性は高まるようです。
オーペンダーグに参加
3月1日に申請締め切りがあるため、各保育園ではオーペンダーグ(Åpen dag)という見学日が設けられています。
私が住むオスロコミューネの場合、ホームページに
各地区の保育園の見学日をまとめたリストが1月に掲載されました。
公立の場合で見学日があれば、全て掲載されますが、私立や民間経営の場合、
リストから漏れることもあるので、各保育園のホームページで確認することをお勧めします。
見学にあたり、事前連絡が必要な場合と、開始時間に保育園に直接行く場合があります。
時間内または時間外の見学で、私が参加した保育園では
、基本情報の説明をした後、施設内を見学し、最後に質問時間が設けられていました。
質問時間に関係なく、見学中にも随時説明は受付けられていて、とてもフランクでした。
父母どちらも育児することが当たり前なお国柄か、見学会は父母揃って参加している家族が多かったです。
ノルウェーの保育園の申請方法
オスロコミューネのホームページにはマイページがあり、電子IDでログインできるようになっています。
個人番号または6カ月以上一時滞在する外国人向けのDナンバーをもち、オスロに住所がある人が申請できます。
電子IDがない場合や、オスロ以外の住所であっても、上記の番号さえあればログインなしで申請できます。
最大5つの保育園を選択し、希望順位をつけて申請します。基本情報の他に移民が多いお国柄か、子どもの母国語を選ぶ項目もありました。
私立の中には、その保育園自身に申請しなければならないところもあるので注意が必要です。
保育園選びに迷うくらいで、全ての申請がオンライン上で完結し、記述することもほとんどなかったため、保育園申請に関するストレスは全然感じませんでした。
【この記事を書いたノースの仲間たち】