12/14(土)萩原健太郎さんゲスト!「ずっと使いたい一生もの 北欧の日用品」トーク&ディナーイベント開催しました!@Keitto Ruokala(大阪淀屋橋)
淀屋橋にある北欧をコンセプトにしたレストラン・カフェ「Keitto Ruokala」(通称、ルオカラ)では
現在、北欧文化発信の場として様々な北欧イベントを精力的に開催しています。
北欧雑貨といえば、シンプルなデザインや長く使える実用性の高さが魅力ですが、
その「日用品」としての側面に注目されたことはあるでしょうか?
今回、『ずっと使いたい一生もの 北欧の日用品』の著者、萩原健太郎さんをお招きし、
こちらの書籍の中から、北欧の日用品にまつわるお話をしていただきました!
なぜ、北欧は世界中で愛されるものを生み出すのでしょう?
愛される北欧プロダクトを生み出す秘密。
それには2つの理由がありました。
1つ目は、環境です。
冬は暗くて寒くて、環境としては最悪な北欧。
家にいる時間が長くなるので、家で居心地よく過ごすため、
インテリアにこだわりが生まれるようになった、という話はよく耳にするのではないでしょうか?
もう一つの理由に、「物価が高い」ということがあります。
これには、なるほどなあと思いました。
物価が高いと、お客さんが一つ一つ見極めて買おうという厳しい姿勢を持つため、
デザイナーたちも知恵を絞り、技量が上がるようになるのだそうです。
北欧の人々が、購入する上で基準となるのが、
「長く使えるかどうか」ということです。
耐久性はもちろんですが、飽きのこない普遍的でシンプルなデザインや、
すぐ修理に出せるかどうか、ということを大事にされています。
究極のシンプルと、奇才が生み出した新たなシンプル
たくさんの北欧の日用品をご紹介いただいたのですが、
特に印象に残った2つの食器があります。
左の写真は、フィンランドの作家、カイ・フランクによる作品「キルタ」です。
1953年に、WWⅡに敗戦したフィンランドで、
貧しい庶民が買えるような、機能的かつシンプルなものを追求して、
生み出されたものだそうです。
萩原さんは、これ以上にシンプルなものは生まれないのでは?と思ったそうなのですが、
その後生まれたのが右の、ステファン・リンドフォルスによる作品「エゴ」です。
「カップがソーサーの真ん中にくるのが普通」という固定概念を打ち破った、
奇才と呼ばれるステファンが生み出した、画期的な作品だそうです。
カップがあまり動かず、飲み物がこぼれにくいのだとか!
ただ、デザイン性があるだけではなく、ちゃんと機能性の面でも優れているのが
北欧雑貨の面白く、また、素晴らしいところですよね。
ヴィンテージと現行品。何が違うでしょう?
さて、よくヴィンテージ食器など耳にしますが、ヴィンテージは現行品と何が違うのでしょうか?
お客様にも見比べていただいている、アラビア・カステヘルミの食器。
ぱっと見は何も違いがないように見えますが、、
実は触ってみると、お皿の模様の粒の深さが違うのだそうです!
ヴィンテージの方が粒の深さが深く、置いたとき綺麗な影が出るそうです。
ただ、現行品の方が重ねやすかったりと日々の使い勝手がよく、
どちらの方がいいとは一概には言えないそうです
今回のルオカラ特製北欧ディナーです♪
メインには、クリームソースにフィンランド産のはちみつを使ったローストポークと、
ヤンソンの誘惑をご用意しました。
萩原さんの書籍販売&サイン会開催!?
最後に、今回のイベントでもお話いただいた北欧の日用品のストーリーをまとめられた
萩原さんの書籍、『ずっと使いたい一生もの 北欧の日用品』を
特別に販売していただきました!
ご購入いただいた方には、本に萩原さんの直筆サインがいただけるということで、
行列が並びサイン会に♪(笑)
今回参加していただいた皆さま、ありがとうございました!
来年のイベント情報も少しずつ更新しております。
ぜひチェックしてみてくださいね♪
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