ノルウェーで子育て ~オムツ事情編~
ノルウェーで販売されているオムツは、日本ほど種類が豊富ではありません。
ブランド品では、日本でもお馴染みのパンパースの他には、
スウェーデンのLibero(リベロ)社、そして各スーパーにはPBがあります。
日本では増税前にオムツが軽減税率の対象外になることが話題になっていましたが、
ノルウェーでも対象外で、消費税は25%かかります。
ドラッグストアというよりスーパーでの販売が主流です。
大手であれば、お店が小さくても置いていることがほとんどです。
サイズ表記はSMLではなく、1から各メーカーによりますが最大8までの数字表記になっています。
リベロのサイズを参考にすると、写真の通りです。

リベロ社のサイズ一覧
スウェーデンのオムツ「リベロ社」の取り組み
私は個人的にリベロが好きです。
オムツの質が良いというわけではなく、企業としての姿勢に好感を覚えているからです。
パパも育児をすることが当然であるスウェーデンで生まれた会社らしく、
新生児用オムツのパッケージにパパを載せたり、
新米両親向けのアドバイス動画でパパが説明したりします。

リベロ社の新生児用オムツ(リベロ社ホームページより)
こちらは、外出先でオムツ交換台がない場合、どうしたらいいのかを説明する動画です。
https://youtu.be/IlynCSDhvHg
他にも、リベロクラブというものがあり、
オムツのパッケージについているポイントを貯める仕組みがあります。
1つのパッケージで50ポイント貯まり、貯まると洋服やおもちゃと交換することができます。
ポイントの他には、月齢に応じたアドバイスや、
お買い得パックが買えるスーパーを知らせるメールが送られてきます。
また、リベロ社のLibero Touchシリーズは敏感肌向けのオムツで、
私が出産した病院では、そのシリーズが使われていました。

ポイント交換例(リベロ社ホームページより)
ノルウェーで販売されているオムツ比べ
サイズ4 のテープタイプオムツを比べてみました。
まず、リベロとパンパースです。
どちらも質は甲乙つけがたく、頻繁に変えることができない夜間に使っても、
朝まで漏れることなく使用できました。

リベロ(左)パンパース(右)
- リベロ
- パンパース
どちらもデザインがかわいいので、変えるたびに癒されます。
推奨体重が、リベロは7~11kgである一方、パンパースは9~14kgですので、
若干リベロの方が小さいと思います。
値段はどちらもキービー(kiwi)というスーパーで購入しましたが、
リベロが57.9NOK(一枚あたり約2.2NOK)、パンパースが44.9NOK(一枚あたり約1.8NOK)です。

オムツカード
ちなみにキービーでは、オムツカードと呼ばれるものがあり、
パンパースやリベロを4つ買うと1つ無料になります。
レジでオムツを購入する際に持っているか尋ねられます。
持っていれば商品と一緒にコンベアに置いてください。
カードに購入数が蓄積されるので、一度に4つ買う必要はありません。
ノルウェーのスーパーのオムツ比べ
次に各スーパーのPB商品です。
ノルウェーのスーパーは大きく3つに分類されます。
レーマチューセン(REMA 1000)、キービーやメニー(Meny)等をもつ
ノルゲスグルッペン(Norgesgruppen)、エクストラ(Extra)等のコープ(coop)グループです。

左コープ、右上レーマチューセン、右下ノルゲスグルッペン
- コープ
- レーマチューセン
- ノルゲスグルッペン
紙質にあまり違いはありません。
1~2回ほど排泄したらジュクジュクになるので、交換頻度の高い日中に使用する方がいいと思います。
ノルゲスグルッペンは他の2つに比べると後方の給水部分が若干短いです。
推奨体重はレーマチューセンとノルゲスグルッペンが7~16kg、
コープが7~18kgで、コープは他の2つに比べると少し大きめです。
値段は、レーマチューセンとノルゲスグルッペンが39.9NOK(一枚あたり約0.8NOK)で、
コープは42.9NOK(一枚あたり約0.9NOK)です。
私は、日中レーマチューセンを使い、夜間はリベロを使用しています。
ノルウェーの場合、リベロやパンパースは、入っている枚数が少ないので、
旅行先で買い足さなければならない際にも便利です。
最後に個人的な意見ですが、ノルウェーのブランド品であっても、
圧倒的に日本の商品の質の方が高いように思います。
日本で初めて使用した際に、あまりの柔らかさに驚いたことを覚えています。
【この記事を書いたノースの仲間たち】

<エリー>
大学でスウェーデン語を専攻。 そこで出会った夫と現在ノルウェーで駐在生活を送る一児の母。