ノルウェーの夏の過ごし方 ~オスロフィヨルドで海水浴~
最近オスロは、最高気温が20℃以上と暑い日が続いています。
日本とは違い、公共交通やお店には冷房がほとんどなく、室内で過ごすと更に暑く感じてしまいます。
そんな時は、自然の中で風にあたる方が快適です!
オスロに面するオスロフィヨルド内には、いくつか島が点在していますが、
今回は、オスロ中心部から船ですぐ行けるHovedøya(ホーヴェドウイヤ)を紹介します。
オスロ中心部からたったの8分!

ルーテル社の船
オスロ中心部にあるオスロ市庁舎の目の前には、船着き場があります。
オスロフィヨルドクルーズのような観光船もここから出ているので、いつも観光客でにぎわう場所です。
ホーヴェドウイヤへ行くのに使用するのは、オスロ市内の公共交通を管理しているRuter(ルーテル)社の船です。
切符はルーテル社の券売機やコンビニ、スマートフォン用アプリで購入することができます。
切符はゾーン制で、1時間券、24時間券、7日券、30日券、1年券があります。
2019年7月現在で、1ゾーンの1時間券は36ノルウェークローネです。
もし、観光者向けのオスロパスをもっていれば、公共交通は無料ですので、この船も利用できます。
30分に一便あり、市庁舎前から一つ目の停留所で降ります。
所要時間はわずか8分と、あっという間に着きます!

船内の様子
船の中はゆったりと座れますし、船酔いが心配であれば、デッキにいることも可能です。
ベビーカーや自転車、ペットも一緒に連れていけます。

停留所からビーチへ
停留所に着くと、一面に森が広がっています。
旅の記念にお花を摘みたくなるかもしれませんが、要注意!
自然保護区のため禁止されています。
森の中には、夏だけ空いている売店兼カフェや12世紀に建てられた修道院跡があります。
カフェではノルウェーワッフルやケーキ等の軽食はもちろん、食事を楽しむこともできます。
店内のインテリアや家具は、北欧ヴィンテージのような雰囲気です。
キャッシュレスが進んでいるので、クレジットカード払いもできます。
- 夏だけオープン!島内のカフェ
- 島内のカフェ店内
- ノルウェーワッフル
- 修道院跡
子連れにもピッタリの遠浅ビーチ
オスロフィヨルド内ということで、波は船が通る時にできるくらいで、穏やかな海が広がっています。
遠浅で、砂浜から50mくらいは大人の腰くらいの高さです。
泳ぎの慣れていない子どもも安心して一緒に遊べます。
1つ1つのビーチは広くありませんが複数のビーチが岩で分かれていて、砂浜のビーチもあれば、石だけのビーチもあります。
足を汚したくないなという方は、石のビーチ、子どもが砂遊びしたければ、砂浜のビーチにというように、
どのビーチで過ごそうかと選ぶ楽しみもありますね。
日本であれば、海水浴場にはシャワー室や着替えられるところがありますが、ここには、そのような施設はありません。
ただし、公衆トイレは設置されているので、人に見られたくなければトイレで着替えられます。
こちらの人は、あまり裸になることに抵抗がないようで、砂浜で着替える人もいます。
泳ぎ終ったら、トップレスで日光浴をする人も珍しくありません。
私たち家族は、日曜日の午前に訪れました。
気温は21℃、海水は冷たく、ビーチにいる人も泳ぐというよりは、砂浜にシートを広げ、日光浴やピクニックを楽しんでいました。
人はまばらで十分にくつろげられるスペースがありましたが、
昼過ぎに中心部へ船で戻るとこれから行くであろう人々が列をなして船を待っていました。
その日はたまたまそうだっただけかもしれませんが、
基本的に休日にお酒を飲んで夜更かしをする人が多いので、人混みを避けたければ、午前中に行く方がいいかもしれませんね。
泳ぐのは苦手、ビーチは嫌いという人も、森の中を散策できるので、
ノルウェーの夏の自然を楽しみたければ、足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
【この記事を書いたノースの仲間たち】

<エリー>
大学でスウェーデン語を専攻。 そこで出会った夫と現在ノルウェーで駐在生活を送る一児の母。