1/19(日)『ノニーン!フィンランド人はどうして幸せなの?』著者スサンナさん来日!トーク&ランチイベント開催しました!@Keitto Ruokala(大阪淀屋橋)
淀屋橋にある北欧をコンセプトにしたレストラン・カフェ「Keitto Ruokala」(通称、ルオカラ)では
現在、北欧文化発信の場として様々な北欧イベントを精力的に開催しています。
『ノニーン!フィンランド人はどうして幸せなの?』(ネコ・パブリッシング刊)の著者
スサンナ・ペッテルソンさんと迫村裕子さんをお迎えし、トーク&ランチイベントを開催しました!
スサンナさんと迫村さんの出会い
スサンナさんは美術史家で、アアルト大学の評議員や日本のフィンランドセンターの理事、
またスウェーデン国立美術館館長など多岐にわたって活躍されています。
また、迫村さんは文化プロデューサーとして異文化教育や、
国際的な美術展や文化プロジェクトの企画運営に携わる傍ら、
30年にわたりフィンランドの様々なプロジェクトを展開されています。
お二人の出会いは10年ほど前。
迫村さんは、スサンナサンとの出会いについて、
"日本ではなかなか聞き入れてもらえないようなことが、
フィンランドに行くとすぐに「やりましょう!」となるんです。
スサンナとの出会いもそうだった。"
と振り返りました。
そんなスサンナさんと迫村さんお二人が書かれた書籍
『ノニーン!フィンランド人はどうして幸せなの?』(ネコ・パブリッシング刊)
の中から、今回はピックアップしてトークショーをしていただきました!
フィンランド人たちが弾ける日、「メーデー」
「メーデー」というと、国際的には「労働の日」であり、労働者の祭典とされていますが、
フィンランドでは、長かった冬が終わり春の訪れを祝うお祭りなのだそうです。
夏がくることの喜びでみんな弾けて、街中が賑わっているそうですよ♪
フィンランドのフリーマーケット
「ものを大切にする」ということが、フィンランドの日常。
いいものを買って長く使おう、という考え方がフィンランドの人々には定着しているのだとか。
迫村さんは、artekやmarimekkoの古くから同じものを作りつづけている、ということが
すごいことだとおっしゃっていました。
スサンナさんと迫村さんが大事にしていることは、
「ものをさがす」
「ものをえらぶ」
「ものを生活の中におく」
ということ。
これらのことによって
自分のスタイルは何であるか、ということを発見できる、
それがフリーマーケットの良さだそうです。
人口あたりの美術館の数が世界一の国、フィンランド
フィンランドは美術館の数がただ多いだけではなく、
多くのフィンランド人が頻繁に美術館を訪れているそうです。
昨年の美術館の来場者数は700万人と、人口より多くの人数が
フィンランドの美術館を訪れているのです。
フィンランド人には、
「何かしら美術館にいこう」という風習があり、
美術館や博物館が日常の中に溶け込んでいるのだそう。
フィンランドには、年間に59ユーロ支払えば美術館などが通い放題の
museum cardというものがあり、
それも美術館に行きやすくなっている要因なのかもしれませんね。
迫村さんの新書籍『トントゥミッラとなかまたち』
今回、迫村さんの新書籍『トントゥミッラとなかまたち』
という絵本もお持ちいただきました!
フィンランドの妖精トントゥが可愛らしいですよね♪
最後に、とても心に残るトークをしてくださったスサンナさんと迫村さん、
そして通訳をしてくださった関西フィンランド協会の榮國さん
ありがとうございました!