「この国の季節は2つだけ。ウィンターとグリーンウィンターしかありません」とは、
ラトビア人がよく口にする冗談。
実際には四季があるのですが、それほど寒い日の方が圧倒的に多いラトビアにおいて、
7月はまさしくグリーンウィンター!
まだ日は長く、時に暑いくらいの快適で安定した気候で、外は緑と花であふれています。
夏至祭の余韻が醒めやらぬなか、街じゅうが外へ外へと繰り出そうとする高揚感で満ちており
太陽のエネルギーを全身で感じ、森の香りを存分に楽しむことの出来る季節です。
ラトビアの首都・リガに住むウルマニス家では、森でのベリー摘みや、湖のほとりでピクニック、
川下りに海水浴といった屋外でのアクティビティを目いっぱい楽しんだり、庭仕事にいそしんだり、
あちこちで開催されるアウトドアコンサートを楽しんだりするのが、この時期の過ごし方。
みずみずしい食材で溢れ、活動できる時間も長いので、調理と向き合う時間もたっぷりです。
庭で育った新鮮な旬野菜で作ったサラダやスープ、摘みたてのベリーを用いたデザートなど、
ラトビアの夏のエネルギーでいっぱいのメニューをお楽しみください。
【お品書き】
きゅうりとトマトのサワークリーム添え
チーズのピクルスと共に
【Story】
7月は誰もがみんな自然の中へ向かいます。ウルマニス家でも、湖のほとりでピクニックしたり、ボートに乗って川下りをしたり、遠浅の海で海水浴したり…と、夏のアクティビティを目いっぱい楽しみます。家にいるときでも畑や庭仕事に精を出し、ハーブ類やキュウリ、トマトなどの収穫に大忙し。日照時間もまだ長いので、ここぞとばかりに良い季節を存分に楽しみます。
【Menu】
太陽の恵みがつまった旬のトマトの上にきゅうり、小エビにサワークリームをかけた、
他の季節では味わえないジューシーな一品に、乳製品大国ラトビアらしくチーズのピクルスを添えて。
サラダとチーズを合わせてご賞味ください。
イェーカビのライ麦パンと楽しむ
夏野菜のミルクスープ
【Story】
7月は夏至と立秋の間にあたり、「Siena laiks(干し草の時期)」と言います。
特に7月24日はイェーカビ Jēkabiの日として、この時期最大の祝祭日と考えられてきました。
イェーカビは、別名Saimnieku diena(農民の日)。「イェーカビの日が晴れていれば、豊かな収穫が得られるでしょう」「イェーカビの日が暖かくて明るい日なら、冬至は寒くなるでしょう」といった言い伝えもあります。
この日前後に大麦やライ麦の収穫が始まり、町のいたるところで焼き立てパンの香りが漂います。
【Menu】
今の時期にラトビアで伝統的に食されるライ麦パンと相性の良いオクラ、トマト、ヤングコーンなど、旬の夏野菜を使った、夏野菜のミルクスープをご用意しました。
姉妹店Keitto Leipaで焼き上げたライ麦パンと共にお楽しみ下さい。
サーモンとミートボールの串焼き
いろどり焼き野菜添え
【Story】
音楽が大切な文化として定着しているラトビアでは、7月にはたくさんのアウトドアコンサートが開催されます。バルト三国最大の野外フェス 「POSITIVUS」 や、ラトビアの伝統文化を体現する歌と踊りの祭典「Dziesmu un deju svētki」、クラフトマーケットも楽しめる「ヴァルミエルムイジャ民俗音楽祭」といった、大小さまざまな規模のイベントが開催されます。自然に囲まれた空間で野外ミュージックを楽しみ、外でキャンプやBBQを楽しむ、最高にご機嫌でハッピーな時間です!
【Menu】
ラトビアの夏に欠かせないアウトドアコンサートやBBQの楽しい時間をイメージして
サーモンとなす、ミートボールとズッキーニの串焼きに焼き野菜を添えたルオカラ風BBQを
トマトアンチョビソース、塩、粒マスタードの3種の味付けでお楽しみください。
フレッシュベリーのデザートプレート
~デベスマンナとカゴ摘みベリーのタルト~
【Story】
ラトビアの他、北欧各地でこの時期に外せない文化・ベリー摘み。週末になると、ウルマニス家ではバスケットを片手に、ブルーベリーやブラックカラントなどを摘みに森へ出かけます。疲れたらピクニック休憩をはさんで午後からまた再開し、どっさりと収穫して帰ります。すぐに食べる分はもちろん、冷凍したりジャムに加工たりして保存して、来たる冬に備えるためです。ベリーはスイーツとしてだけではなく、ソースやマリネ液としても活用出来る、ラトビアの大切な冬のビタミン源です。。
【Menu】
北欧の夏を象徴する、ベリーの収穫をデザートにしてお届けします。
ベリーを使ったムースのデザート「デベスマンナ」(別名:天空のムース)と
カゴいっぱいにベリーを摘んだようなタルト。
旬の時期ならではのフレッシュなベリーを存分にお楽しみ下さい。