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【Keitto Ruokala】今月の北欧コース~Finland~ 11/1~11/30

冬支度のフィンランド
11⽉初め、ヘルシンキの⽇照時間は約9時間ほど。11⽉末にはそれが6時間半ほどになり
朝10時ごろになってようやく明るくなってきたかと思えば、太陽は低空⾶⾏を続けてお昼を迎え、
15時を過ぎるともう暗くなってきます。⻑い冬の始まりです。
冬になると増えるのが、家の中で過ごす時間。間接照明やキャンドルなどのやさしい光が好まれ、暖炉を囲んで
編み物や読書をしたり、温かい飲み物を⼿に団欒を楽しんだりと、穏やかな時間を過ごします。
また、暗く⻑い夜には街歩きもおすすめ。フィンランドの街灯に使われている照明の⾊は2⾊ほどで、
夜景に統⼀感があって美しく、反射板をしっかり着けて散歩をする人が見られます。
反射板は、最も⼀般的なのはキーホルダー型ですが、
反射効果のある⽣地が縫い付けられたウエアやリュックなどの他、靴紐やエコバッグ、
反射効果のある⽷が含まれた⽑⽷で編んだニット帽も登場するほど、ポピュラーなアイテムです。
そして中旬の⼟曜⽇には、クリスマスのアドベント期間を前に、オープニングセレモニーが開催されるなど、
少しずつクリスマスムードへと向かっていく時期でもあります。
今月の北欧コースでは、そんな11月の冬支度のフィンランドをイメージした、
あたたかなお料理をご用意いたしました。

【お品書き】

晩秋の⾚ブドウサラダ
【Story】
この時期のフィンランドでは、Kaki カキ(または Persimon ペルシモン)という名前の⽇本の柿にそっくりの果物や、Satsuma サツマという⽇本名のみかん、ザクロなどのフルーツがスーパーに並びます。中でも人気なのが、Viinirypäle ヴィーニリュパレ と呼ばれるぶどう。濃い⾚紫⾊のものとマスカット⾊のものがあり、⽢さ控えめで、少し酸味が強めのブドウです。
【Menu】
本日は、ブドウを使ったひと品を前菜にご用意いたしました。数種の葉野菜に、⾚ブドウ、ホタテやブルーチーズを合わせ、バルサミコソースのサラダ仕立てにしました。かすかに残る秋の空気を感じながら、ごゆっくりとお楽しみください。

Kalakeitto カラケイット
~タラとじゃがいものフィッシュスープ~
【Story】
10 月31 日から11 月6 日の間の土曜日には、「諸聖人の日」と呼ばれるキリスト教の祝日。この日は先祖のお墓参りをする日で、日本でいうお盆やお彼岸にあたります。お墓や各家にはたくさんのキャンドルが灯り、亡くなった人や先祖が家にやって来るということで、サウナを温め、夕食を準備したりします。お店や施設は一斉休業し、故人を偲ぶ、静かな祝日です。
【Menu】
静かな祝日に、家族で食べたくなる
フィンランドで定番のスープをご用意しました。
カラケイットと呼ばれるフィッシュスープを、旬を迎えるタラとじゃがいものクリーム仕立てで作りました。
途中でレモンを絞って、味の変化もお楽しみください。

厚切り⽜ステーキ
ペッパーマスタードソース添え
【Story】
11⽉の第2⽇曜⽇は⽗の⽇。⺟の⽇は、
⽇本と同じ5⽉の第2⽇曜⽇ですが、
フィンランドでの父の日は、この日にお祝いします。
父の日の朝はベッドでのお祝いの朝食を準備し、
カードや手作りのプレゼントを贈るのが定番で、
成長して親元を離れた子供たちも積極的に帰省し、
家族で過ごす日となっています。
【Menu】
本日のメインディッシュは、
父の日をイメージしたパパが喜ぶ⽜⾁のステーキに、
2種類のスパイスと粒マスタードを合わせたソースを添えています。付け合わせの根菜や茸とご一緒に、
ボリューム満点の一皿をお楽しみください。

uuniomena ウーニオメ
~アドベントのジンジャークッキー添え~
【Story】
オーブン料理は冬の⾵物詩。薪で家を暖め、その熱で調理をするのは⾃然な流れです。オーブンでゆっくりと火を通す間、編み物や読書をしたり、温かい飲み物を⼿に団欒を楽しんだりと、穏やかな時間を過ごします。
【Menu】
uuniomena ウーニオメ。直訳すると「オーブンりんご」。シナモンとブラウンシュガーをまぶし、ゆっくりと焼き上げたりんごにバニラアイスを和えてご賞味ください。ジンジャークッキーと季節のフルーツを添えて少しクリスマスムードをプラスした一皿に仕上げました。