
『短い夏を最後まで味わう、リンショーピンの食卓』
8月のスウェーデン・リンショーピン。
エステルイェートランド地方にあるこの街は、首都ストックホルムから高速鉄道で約2時間。
研究者や技術者も多く暮らす一方、少し郊外へ出ると湖や森が広がり、自然と都市が穏やかに共存しています。
日中の気温は20℃前後、朝晩は12〜14℃ほど。
日本の真夏に比べると涼しく湿度も低めで、下旬になると夕暮れが早まり、
人々は短い北欧の夏の終わりを意識し始めます。
地域の夏を象徴するのが、リィリエダール一家も度々訪れるイェータ運河周辺の風景です。
ベルグの閘門では家族連れや旅行者が船を眺めながらアイスクリームや軽食を楽しみ、
マーケットや音楽イベントで穏やかな夏の時間を過ごします。
8月にはザリガニパーティー「クラフトスキーヴァ」も行われ、家族や友人が集まり、
ザリガニやチーズパイを囲みながら夏の終わりを楽しみます。
この時期は新じゃがいも、ディル、ビーツ、ベリー類、アンズタケなどが旬を迎え、
ヴェッテルン湖やロクセン湖ではニジマスなどの湖魚も親しまれています。
放課後や週末には森や湖で過ごし、ベリー摘みやきのこ探しを楽しむなど、自然は暮らしのすぐそばにあります。
夏の食卓には、こうした旬を生かした素朴な家庭料理が並びます。
夏の余韻と秋へ向かう落ち着きが共存する8月のリンショーピン。
「短い夏を最後まで味わいたい」という人々の想いとともに、
旬の恵みを存分に味わうリィリエダール家の食卓をどうぞお楽しみください。
【お品書き】

Västerbottensostpaj med sommarsallad
ヴェステルボッテンチーズのパイ
夏のサラダ添え
【Story】
8月のスウェーデンを代表する行事「クラフトスキーヴァ(ザリガニパーティー)」は、かつてザリガニ漁が規制され、解禁を祝ったことに由来する伝統行事です。現在も家族や友人が集まって夜通しで食べて飲むイベントとして定着しています。
【Menu】
スウェーデン夏の伝統行事「クラフトスキーヴァ」の食卓をイメージした前菜です。祝祭に欠かせないチーズのパイを、彩り豊かな夏野菜とともにお楽しみください。

Soppa på färskpotatis och purjolök
新じゃがとポロネギのスープ
【Story】
8月のリンショーピンは、夏の終わりを少しずつ感じ始める季節です。朝晩は涼しくなり、食卓には収穫したばかりの新じゃがいもが並びます。皮が薄くみずみずしい新じゃがいもは、スウェーデンの夏を代表する味覚のひとつ。
【Menu】
スウェーデンの夏を代表する新じゃがいもを使ったポタージュです。新じゃがいもの自然な甘みとポロネギのやさしい香りを活かし、夏の終わりから初秋へ移り変わる季節を感じる一杯に仕上げました。

Ugnsbakad insjöfisk
湖魚のオーブン焼き
ディルバター、新じゃがいも、夏野菜添え
【Story】
6〜8月は夏休みを迎えるスウェーデン。リンショーピン周辺では、家族で湖や森へ出かけて過ごす時間が暮らしの一部となっています。近隣の湖では、ホッキョクイワナなどの湖魚が親しまれ、北欧の夏の食卓を代表する味覚として親しまれています。
【Menu】
北欧の夏を代表する湖魚を、ハーブバターを合わせたパン粉とともに香ばしく焼き上げました。ふっくらとした魚の旨味に、マッシュポテトとリンゴンベリージャムがよく合う、スウェーデンらしいひと皿です。

Paj med blåbär och hallon
ブルーベリーとラズベリーのパイ
バニラアイス添え
【Story】
8月のリンショーピン周辺では、ブルーベリーやラズベリーが旬を迎えます。ベリー摘みは家族で楽しむ身近な夏のアクティビティで、摘みたてのベリーを使ったパイは家庭の定番デザートです。
【Menu】
旬のブルーベリーとラズベリーを使った、スウェーデン家庭の定番デザートです。バター香る素朴なパイに、イェータ運河の夏の風物詩でもあるバニラアイスを添え、北欧の短い夏を感じるひと皿に仕上げました。

