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【Keitto Ruokala】今月の北欧コース~Sweden~ 6/1~6/30

スウェーデンでは6月から8月半ばくらいが夏と考えられています。
気候的にも大変過ごしやすく明るい時間が長い夏は、冬が長いスウェーデンで、
人々が最も心待ちにしている季節。その始まりである6月は、森では草花が生い茂り、
ナショナルデーやミッドソンマル Midsommar(夏至祭)、学期末に卒業式、夏休みといった
大きな行事が多く、大人にとっても子供にとってもお楽しみがいっぱいの月です。
スウェーデンに住むヴェントゥラ愛さんのファミリーは、夏至祭には親戚家族や友人たちと
集まってお祝いの食事をしたり、夏休みにスウェーデン西海岸にある友人のサマーハウスで過ごしたり、
1年で最も気候の良いこの夏の時期には、楽しい思い出を沢山つくるそう。
今月の北欧コースでは、愛さんから届いた現地のエピソードや、この時期食べられる
料理のレシピをを参考にした、6月ならではのスウェーデン料理の数々をお届けいたします。

【お品書き】

夏の始まりのオードブル盛り合わせ
~クルスタードと魚介のケーキ~
【Story】
スウェーデンの学校は6月10日前後には春学期の授業が終わり、約2ヶ月の長い長いソンマルロヴ Sommarlov (夏休み)が始まります。先生は『家族や友人とたくさん遊ぶこと』『自然に触れること』などを休み中の約束事として話されたり、子供達が歌う歌も夏休みをとにかく楽しもう!と言う内容のものばかりで、宿題も殆どありません。気候の素晴らしい夏をいかに充実したものにするかは、その後に訪れる長くて厳しい冬を乗り切る為にスウェーデンではとても重要なことなのです。夕食を食べながら楽しい夏休みをどう過ごすか、おしゃべりも弾みます。
【Menu】
旬の新じゃがを使ったスウェーデン風ポテトサラダを中にいれたクルスタード(パイ生地やパンを揚げたものに具材を詰めた料理)、祝い事でよく食べられている魚介のチーズケーキ、様々なスウェーデン料理を少しずつ楽しめるひと皿をお楽しみください。

行者ニンニクとじゃがいものスープ
フロークネッケ添え
【Story】
夏休みの過ごし方は家庭によって様々ですが、森の中や海辺、湖畔など自然のそばに建てられたサマーハウスで過ごす人が多く、滞在中は海で釣りをしたり、森でベリーや野菜や花をつんだり、自然の中でたっぷり遊びます。ヴェントゥラ家でも昨年の夏、スウェーデン西海岸にある友人のサマーハウスで数日を過ごし、楽しい夏の思い出をたくさん作ったそうです。そんなサマーコテージ滞在中にぴったりのスープをご用意しています。
スウェーデンでよく食べられるフロークネッケ(薄い堅焼きパン)を食感のアクセントにお楽しみください。
【Menu】
行者ニンニクにジャガイモを合わせてクリーミーな味わいに仕上げました。
スウェーデンでよく食べられるフロークネッケ(薄い堅焼きパン)を、細かく砕いてスープに入れたり、
スープに浸して食べたり、食感のアクセントにお楽しみください。

ミッドソンマル(夏至のお祝い)グリル
~牛もも肉のBBQ風 花冠のサラダと共に~
【Story】
スウェーデンの人々にとってクリスマスと同様に1年で最も重要な行事が、6月後半にある夏至祭です。日照時間が最も長くなるこの日には全国各地で多くのお祝いのイベントが開催され、メイポールと呼ばれる草花を巻きつけた棒を広場の中心に立て、大人も子供もその周りを歌いながら踊り、頭には美しい花冠を飾ります。ヴェントゥラ家では、親戚家族や友人たちと集まってBBQをし、炭火で肉を焼くのが定番の夏至祭メニュー。そんな夏至祭の様子をイメージし、牛もも肉のBBQ風グリルが本日のメインディッシュです。
【Menu】
スウェーデンで肉のグリル料理に欠かせないベアネーズソース、数種類のハーブを混ぜて棒状に冷やし固めたハーブバター、スウェーデンの家庭でお馴染みの塩・フリングサルトFlingsalt を添えております。バーブバターはパンに付けてもおいしくいただけます。

ナショナルデーのデザートプレート
【Story】
6月6日はナショナルデー。スウェーデンではこの日は元々『スウェーデン国旗の日』として祝われており、2005年に正式な祝日『ナショナルデー』として登録されて、仕事や学校は休みになります。この日には、新しい祝日を盛り上げる為に全国の菓子職人たちがコンテストで競って決定された『 ナショナルデーケーキ Nationaldagsbakelse』を食べます。このナショナルデーケーキをルオカラ風にアレンジし、ワンプレートに仕上げました。
【Menu】
苺のコンポートを乗せたタルトレットに 、スウェーデンを象徴する白いマーガレットの様な花「プレストクラーゲPrästkrage」をかたどったクッキーを添えました。花冠のように盛り付けた、スウェーデン国旗が映える6月ならではのデザートをお楽しみください。