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【Keitto Ruokala】今月の北欧コース~Finland~ 9/1~9/30

フィンランドの9月は、ルスカ(Ruska:紅葉)とサト(Sato:収穫)の季節。北フィンランドでは9月の前半に木々が赤く色づき始め、南フィンランドでは後半からがルスカの見頃になります。秋が深まると、多くの渡り鳥が南ヨーロッパやアフリカに向かって飛んでいき、特に白鳥と鶴のV字編隊飛行は、その美しさに息を呑むほどです。そして、サトと呼ばれる収穫のシーズン。市場にはじゃがいもや人参などの新鮮な野菜がたくさん並び、9月4日には「フィンランド料理の日」があったりと、旬の美味しい料理を楽しむことが出来る、豊かな実りの季節です。

今回、現地のエピソードを届けてくれたのは、
Keittoでもフィンランド語教室でお世話になっている、
フィンランド出身のアウテレ マイヤさん。
フィンランドの美しい紅葉と収穫をイメージしたお料理の数々をお楽しみください。

【お品書き】

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キノコたっぷりのロールキャベツ
【Story】
8~9月はキノコ狩りの最盛期。フィンランドの法律「jokamiehen oikeudet(自然享受権)」に基づき、どこでもキノコやベリーを収穫することができます。マイヤさんの子供の頃の思い出は、お母さんと一緒にサマーコテージで見つけた大きな「herkkutatti(ポルチーニ)」でキノコクリームソースを作ったことだそう。日本でも食べられるポルチーニは、見つけると嬉しいキノコのひとつなのだそうです。
【Menu】
マイヤさんのエピソードからイメージした、キノコたっぷりのロールキャベツが本日の前菜です。さまざまなキノコを使ったロールキャベツをポルチーニのクリームソース仕立てに。森の恵みがたっぷり詰まった最初のひと皿をお楽しみください。

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サツマイモと人参のスープ
【Story】
9月4日は「フィンランド料理の日」。この祝日は、フィンランド料理とそのメーカーを称える日です。フィンランドでは季節の変化が激しいため、地元のフルーツ、ベリーや野菜を季節に応じて楽しむことが大切にされています。フィンランドの新聞や雑誌、そして人気の「Satokausikalenteri」(収穫シーズンのカレンダー)では、季節の美味しい野菜が紹介されています。
【Menu】
フィンランドでもこの季節に特に人気の野菜、サツマイモと人参を使った優しい甘みと、ほっこりとした色合の
とても秋らしいスープとなっています。スープに浮かべたカボチャの種の食感もお楽しみ下さい。

「lanttukukko」カブ・クッコ
~収穫野菜のサラダ添え~
【Story】
9月は、[Sato(サト)」と呼ばれる収穫のシーズンで、市場に採れたての秋野菜がたくさん並ぶ、豊かな実りの季節です。学校では、秋の市場に買い物に行く授業があったりもします。マイヤさんも、小学校1年生だった頃に、授業でヘルシンキの「Kauppatori」(カウッパトリ)マーケット市場に行き、そこで人生ではじめてカブを買ったそう。そのカブは今まで食べた中で一番美味しいカブで、今でも思い出として残っているそうです。
【Menu】
カブを使ったカレリア地方の郷土料理カブ・クッコは、カブと豚肉のフィリングを、小麦の生地で包んで焼いた料理で、マイヤさんもカレリア地方を訪れた際には必ず食べるお気に入りだそう。旬の野菜とカツレツも合わせた、ボリュームある一皿となっています。

秋のRuskaのデザートプレート
【Story】
フィンランド語で紅葉は「Ruska」(ルスカ)と呼ばれ、秋になると葉の色が黄色、オレンジ、赤、茶色に変わり美しい風景を作り出します。9月に入ると、北の方から順番に紅葉が色づいていき、「Ruskaretki」(ルスカレトゥキ)と呼ばれる紅葉トレッキングなど、秋のアクティビティにぴったりのシーズンとなります。。
【Menu】
Ruska(紅葉)を表現したデザートは、バニラクリームがたっぷり入ったブルーベリーのパイに、秋をイメージしたフルーツソースやクッキーを盛り合わせました。皆様もぜひ、美しいRuskaの景色を思い浮かべながらお楽しみください。