
『 静けさに包まれた2月のベルゲン – 「冬の真ん中」のカールソン家の食卓』
2月のノルウェー・ベルゲンは「冬の真ん中」と呼ばれ、静けさと湿った空気が街全体を包み込みます。平均気温は1〜4℃ほどですが、1日に何度も降る雨やみぞれで石畳の通りは常に濡れています。沿岸部では白い霧が海面に薄く漂い、歴史ある木造倉庫群 Bryggen(ブリッゲン)も比較的静か。一方、カールソン一家が暮らす山の斜面のエリアでは、気温が2〜3℃低く雪が残ります。森が近く、雪遊びを楽しむ子どもたちの笑い声が聞こえてきます。
そんな寒さの厳しい2月ですが、一家が楽しみにしている伝統行事・ファステラウンがあります。色鮮やかな羽根を飾った枝を家に飾ったり、丸パンに生クリームを挟んだファステラウンスボッレを味わいます。また第2日曜日の母の日には、子どもたちが手作りのカードを作り誇らしげに母へ手渡す姿や、父親が朝食を用意する家庭も見られ、寒い季節に家族の優しさが灯ります。
2月下旬になるとVinterferie(ヴィンテルフェーリエ:冬休み)が始まります。ノルウェーは州ごとに冬休みを取る週番号が異なり、ベルゲンを含む Vestland(ヴェストラン)は多くの場合、新年から数えて 第9週フロイエン山や近郊のスキー場で過ごすのが定番です。そりやスキーを満喫し、森の小道で春の気配を感じるひとときも。ヒュッテ(山小屋)ではキャンドルの灯りの中、温かい飲み物を片手にボードゲームを囲んだり、ゆっくりと食事を楽しみます。
外の世界は冷たく湿っていますが、家の中には家族のぬくもりがある2月のベルゲン。今月はそんな季節の食卓を再現しました。自然の厳しさと温かな暮らしが静かに寄り添う、「冬の真ん中」ならではの品々をどうぞご堪能ください。
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— 前菜 —
軽く炙ったホタテのサラダ仕立て
— スープ —
クリーミーなムール貝のスープ
— メイン —
ノルウェー風自家製ミートボール ブラウンソース
— デザート —
ミニ・ファステラウンスボッレ

