
『穏やかな日常を味わう、ウーシマー県の秋の食卓』
10月のフィンランド・ウーシマー県。
首都ヘルシンキを中心とした都市圏でありながら、
少し郊外へ出れば豊かな森や湖、海に囲まれた自然が身近にあります。
色づく森や公園が広がる北欧の秋。
日照時間が急速に短くなり、気温は日中でも5〜13℃ほど、
街にはジャケット姿の人が増え、少しずつ冬の気配を感じる季節です。
この時期は、伝統行事「シラッカマルッキナット(ニシン市)」や各地の収穫マーケットが開かれ、
旬の食材や秋の味覚を楽しむ人々で賑わいます。
学校の秋休みには、家族でイベントに参加したり、科学館や図書館を訪れたり、
紅葉した森でハイキングやきのこ狩りを楽しみます。
自然や文化に触れながら、ゆったりと過ごす時間を大切にする季節です。
食卓にはじゃがいもやビーツなどの根菜、りんご、ベリー、野生のきのこ、サーモンやニシンが並びます。
アンズタケのパスタや塩漬けきのこのサラダ、ロヒケイット(サーモンスープ)など、
旬の食材を活かした温かな料理は、家族で囲む秋の食卓に欠かせません。
デザートにはりんごやベリーを使ったパイが登場し、
コーヒーとともにゆっくりと楽しむ時間も大切にされています。
日照時間が短くなる10月。
自然の移ろいを受け入れ、旬の恵みを味わいながら家族との時間を大切にする。
キャンドルを灯し、編み物や読書を楽しみながら、
ゆっくりと冬へ向かうフィンランドの秋の暮らしと食卓をどうぞご堪能ください。
【お品書き】

Sienisalaatt
シエニサラッティ -伝統のきのこサラダ-
【Story】
明るかった夏が終わり、人々の暮らしが落ち着いたリズムへと移っていく10月のウーシマー県。この時期、Ruska(ルスカ=紅葉した森)を散策しながら、きのこ狩りが楽しまれます。秋の森で採れた野生きのこを塩漬けにした「Suolasienet(塩漬けきのこ)」は、北欧で古くから親しまれている保存食です。
【Menu】
フィンランドで親しまれている、塩漬けきのこを使った伝統のサラダ、シエニサラッティです。きのこの旨味とほどよい塩味を楽しめる、秋の森の恵みを感じるひと皿です。ライ麦パンと合わせてお召し上がりください。

Lohikeitto
ロヒケイット -実りのサーモンスープ-
【Story】
10月のウーシマー県は、実りの季節の終盤を迎え、畑や森、海からさまざまな食材が食卓へ届けられます。首都圏に面したバルト海ではニシンやサーモンが食卓を彩り、沿岸部の市場には新鮮な魚介類が並びます。フィンランドを代表する家庭料理Lohikeitto(ロヒケイット=サーモンスープ)は、この時期によく食べられる一品。ななさん一家もランチにスープ専門店で召し上がるそうです。
【Menu】
フィンランドを代表する家庭料理ロヒケイット(=サーモンスープ)をイメージした一品です。サーモンとじゃがいも、にんじんなどの根菜をじっくり煮込み、ディルを爽やかに香らせました。やさしい味わいをお楽しみください。

Karjalanpaisti
カレリアシチュー マッシュポテト添え
【Story】
夏には夜遅くまで明るかった空も、10月になると急速に秋の表情へと変わります。日没が早まり気温も下がる頃、食卓も夏の軽やかな料理から、オーブン料理や煮込み料理など、体を温める滋味深い料理へと移り変わります。
【Menu】
フィンランドの伝統料理カレリアシチューです。牛肉と豚肉の2種類の肉をじっくり煮込み、素材の旨味を引き出した滋味深い味わいに仕上げました。なめらかなマッシュポテトとともにお召し上がりください。

Mustikkapiirakka
ムスティッカピーラッカ(ブルーベリーパイ)バニラソースと共に
【Story】
この時期のウーシマー県では、冬に向けた支度を少しずつ始めています。気温が下がるにつれて街全体の雰囲気も静かになり、森が色づき、空気が澄む10月は、自然の美しさを味わいながら心と暮らしを整える季節です。美術館を訪れたり、家で編み物を始めたりと、屋内で過ごす時間も増えていきます。
【Menu】
フィンランドの家庭で親しまれるムスティッカピーラッカ(=ブルーベリーパイ)です。旬のブルーベリーをたっぷり使った素朴な味わいで、フィンランドでは家族や友人と分け合う定番のおやつです。

